美瑛のおみそ加工グループさん

びえいのおみそかこうぐるーぷ/地域で元々つくられていた「山里みそ」を存続させるべく、松家さんと根岸さんが新たに「美瑛のおみそ」として商品化することを決意。2019年3月に初出荷し、以後継続的に販売。

昔ながらの製法で
つくられる
美瑛のおふくろの味。

伝統の味噌づくりを二人で受け継ぐ

美瑛では以前から「山里みそ」という田舎味噌がつくられていました。しかし、生産者の方々が高齢のため引退すると聞き、後継者に名乗り出たのが松家さんと根岸さんです。二人は諸先輩方の教えを受けながら、味噌づくりを習得。そして「山里みそ」の味や製法はそのままに、パッケージやネーミングを一新した「美瑛のおみそ」を完成させました。「私の義理の母も『山里みそ』をつくっていたメンバーでした。この味をなんとか継承していきたいという思いで、今は私が味噌づくりを続けています」(松家さん)。

素材の魅力が引き立つ無添加製法を実践

使用している材料は、美瑛産の大豆『ユキホマレ※1』と、美瑛米の主力品種『ななつぼし※2』、そして沖縄の塩の3つのみ。シンプルな原料だからこそ、ごまかしはききません。農作業が終わった冬の時期に、地元のお母さん方の協力のもと二週間かけて仕込みます。使用する大豆と米はそれぞれ6俵分。麹づくりや大豆を蒸す作業など、その工程がいかに重労働であるかは想像に容易いことです。それでも松家さんは「麹菌の胞子が蒸し米の表面を覆う『麹の花』がきれいに咲いたときや、大豆の茹で上がる匂いが漂う瞬間などは嬉しくなります」と工程の中にある喜びを語ってくれました。無添加でつくられており、美瑛の学校給食で味噌汁などに使用されている「美瑛のおみそ」。その素朴な味わいの良さを、美瑛の子どもたちは知っています。子どもの頃から慣れ親しんだ美瑛の味が受け継がれるストーリーとつくり手の想いを、ぜひ一杯の味噌汁から感じてみてください。

※1 ユキホマレ……大豆の品種の中でも特に糖分が多く、甘みとコクがあるのが特長。
※2 ななつぼし……北海道米の中で現在最も多く作られている品種で、特Aランクを獲得している。

関連情報

美瑛のおみそ加工グループ

住所
〒071-0351 北海道上川郡美瑛町横牛
Webサイト
https://www.instagram.com/biei_omiso/

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