美瑛町農業協同組合 JAびえい
畜産課

佐藤 靖さん

さとう やすし/美瑛町出身。昭和55年に美瑛町農業協同組合に就職後、農業機械部、青果部などを経て現在は畜産課に勤務。好きな美瑛の風景は、十勝岳に残雪が残る6月頃の、町営白金牧場付近の景色。

美瑛の名を冠した
土地に恥じない
おいしい牛乳があります。

産地限定、美瑛の名を冠した牛乳の誕生

酪農家が育てる乳牛

美瑛の生乳100%を使用して人気の「美瑛牛乳」。発案のきっかけは、酪農家のひとりが、美瑛産の牛乳のみで商品化できないかと検討しだしたところから。産地限定の牛乳は、原産地の生乳のみを使用しなければならないので、より一層の安定した量と、徹底した乳質の維持が求められます。全戸が年間を通して、衛生的で安定した乳成分を提供しなければ、それは実現できません。

そこで酪農振興部会を中心に、関係機関の協力を得ながら乳質の改善に取り組みます。徹底した品質管理や酪農家たちの努力の末、平成18年に美瑛の名を冠した「美瑛牛乳」として1000mlの販売を開始。平成27年には地産地消を目的に町内の学校給食にも採用され、飲みきりやすい200mlサイズのパック販売にも至りました。

人が作る豊かな大地が生み出す味わい

パッチワークの丘に代表される美しい風景を思い浮かべてみてください。それらの風景は、美瑛の農家や酪農家がたゆまぬ土地づくりをしてきた結果として生み出されたものです。豊かな大地と、清らかな水が育てた、健康な牧草。そして、それを食べて育つ乳牛たち。そこから生み出される牛乳がどれほどおいしいかは想像すればすぐにわかるはずです。

現在は町内26戸の酪農家が朝夕と搾乳作業をし、出荷基準を守った高品質の生乳を届けてくれています。乳脂肪分3.7%、無脂乳固形分8.5%以上の生乳を使用した牛乳はクリーミーなのにスッキリしていて、ごくごくと一気に飲み干したくなるほど。「今後はロングライフ牛乳やバターにも挑戦したい」と佐藤さんはこれからの抱負を強く語ってくれました。

関連情報

美瑛町農業協同組合(JAびえい)

住所
〒071-0207 北海道上川郡美瑛町中町2-6-32
TEL
0166-92-2111
Webサイト
http://www.ja-biei.or.jp/

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