稲作生産者

通 明秀さん

とおる あけひで/美瑛町の農家の家に生まれる。会社員生活を経て、24歳の時に家業を継ぐ。現在は美瑛のお米をより多くの人に届けるべく農地を1.5倍に拡大し、生産に勤しむ。

不毛の大地から恵みの大地へ。
美瑛の気候風土が生んだ
本当においしいお米。

恵まれた農業環境がお米をおいしく育てる

一粒一粒が美しい美瑛米

畑のイメージが強い美瑛ですが、実は良質の米の産地でもあります。美瑛の稲作の歴史はおおよそ100年前。開墾の歴史とほぼ同じ頃から始まります。「不毛の大地」と呼ばれた過酷な環境の中で、マイナスからのスタートでした。冷害に苦しみ、何度も諦めかけたそうです。やがて品種改良が進み、安定した稲作ができるようになったのは昭和になってからのこと。そして分かったのは、実は美瑛はとても米作りに適した気候風土だったということです。北海道の屋根と称される大雪山連峰のミネラルを多く含んだ雪解け水と、農作物をおいしくしてくれる昼夜の寒暖の差が稲穂を立派に成長させるのです。

日本のお米=コシヒカリという刷り込みが日本人にはありますが、最近では美瑛米の主力品種でもある「ななつぼし※1」や「ゆめぴりか※2」もメジャーになりました。農家の方々の苦労と努力が実を結んだのです。

美瑛の美しさだけでなくおいしさも伝えたい

5月の田植え時期から10月の稲刈りまで、田んぼはさまざまに変化しながら美しい表情を見せてくれます。その間農家の方々は根気のいる作業に勤しんでいます。減農薬を心がけているので、虫を寄せ付けないよう草刈りも怠りません。その日々の努力で、立派な稲穂が美瑛の地に実るのです。「ブランド米になるということは、多くの人に知っていただける機会になります。美瑛の美しさだけでなく、おいしさも伝えられたら」と生産者の通さんは語ります。美瑛米は品質を保つため、「低温農業倉庫」と「精米施設」を導入し、収穫後の米を徹底管理して出荷しているため鮮度も抜群です。せっかく日本人に生まれたのだから、とびきりおいしいお米に出会ってみませんか?

※1 ななつぼし:北海道米の中で現在最も多く作られている品種で、平成22年産から連続して特Aランクを獲得している。冷めてもおいしさが長持ちし、お弁当やお寿司などに人気。
※2 ゆめぴりか:他府県のお米と食べ比べる食味官能試験で堂々トップになった北海道米の最高峰。ななつぼしと共に平成23年産から連続して特A ランクを獲得している。

関連情報

美瑛町農業協同組合(JAびえい)

住所
〒071-0207 北海道上川郡美瑛町中町2-6-32
TEL
0166-92-2111
Webサイト
http://bieisenka.jp/special/okome/

認定商品