焙煎士

石村 繁和さん

いしむら しげかず/美瑛町出身。26歳の時に父親の仕事を手伝うため地元にUターン。コーヒー好きが高じ、追究していく過程で焙煎機を自作。1989年ついに自身のコーヒー店をオープンする。

美瑛産の大豆と
おいしいコーヒー豆でつくる
オリジナルの美瑛ブレンド。

文化がある場所にはおいしいコーヒーがある

使用する大袖振大豆とコーヒー豆

自家焙煎珈琲店・北工房のオーナー石村さんは、中学時代から自分で豆を挽いて飲むほどのコーヒー好き。しかし当時まだ地元美瑛にはコーヒーの専門店がありませんでした。そこで、当時機械設計の仕事をしていた石村さんは自ら焙煎機を作り、コーヒー豆の自家焙煎をはじめます。こんな田舎でコーヒーの商売が成り立つはずがないと周囲の反対もありましたが、1989年、石村さんはついに自分のお店を美瑛に完成させます。それは「文化があるところには、おいしいコーヒーやカフェがある」という石村さんの思いが形になった瞬間でもありました。お店では外国産のコーヒー豆を使用していますが、生まれ育った美瑛の特産品で何か特別なコーヒーが作れないか、石村さんは常に考えていました。そして生まれたのが、美瑛の大豆とコーヒーのオリジナルブレンドです。

美瑛の大豆を使ってオリジナルブレンドを開発

大豆は数十種類を吟味し、自然な甘さでクセの少ない「大袖振大豆※1」という珍しい品種を選びました。現在、美瑛の契約農家が生産したものを使用しています。この大豆に合うコーヒー豆を選び抜いて11でブレンドし、自家焙煎したのが「びえい丘のかおり(大豆ブレンドコーヒー)」です。健康面でその効果が見直されているコーヒーに、大豆のたんぱく質や必須アミノ酸、イソフラボンなどの栄養素も加わるわけですから、おいしさと栄養価の高さは折り紙付きです。「美瑛の農産品を混ぜることで、コーヒーも農作物であることを実感してほしい」と語る石村さん。安心して飲めるコーヒーをお客様に提供したいという理念を掲げ、今日もお店で丁寧にコーヒーを淹れています。

※1大袖振大豆:北海道で古くから生産される青豆の一種。北工房で使用している「音更大袖振大豆」はイソフラボンの含有量が他の大豆に比べ非常に高いのが特長。

関連情報

自家焙煎珈琲 北工房

住所
〒071-0205 北海道上川郡美瑛町栄町3-5-31
TEL
0166-92-1447
Webサイト
http://www.kitakouboh.com/

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